十二国記メモ
◆ 人物名 |
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十二国 ├慶-範-奏-柳 ├雁-才-巧-恭 ├戴-漣-舜-芳 └黄海 |
世界の仕組み ├組織制度 ├生死に関して └天の理 その他 |
構造図絵 ├宮城 └街 人物名 妖の獣 |
陽子 | ようこ(姓名)中嶋 陽子(字)赤子せきし(仮名)中 陽子ちゅう ようし |
景王 | 胎果。赤い髪、深緑の瞳、褐色の肌。元は高校生。 16歳の時、景麒の迎えでこちらへ来るが、稿王の策略で景麒とはぐれ妖魔に追われながら 出あった楽俊の助けを借り巧から雁へ。延王の助勢で偽王・舒栄を討ち登極。 |
景麒 | けいき |
景台輔 | 舒覚、後に陽子を選定。外見20代後半。紫の瞳。仏頂面で頭が固い。 |
浩瀚 | (字)こうかん |
冢宰 | 元麦州候。偽王・舒栄に最後まで抵抗を続け捕らえられる。謀反の罪を着せられ罷免となるが、 和州の乱の時に汚名を晴らす。外見30前後。 |
祥瓊 | (字)しょうけい(姓名)孫 昭そん しょう |
女史 | 元芳公主。仲韃が弑された後、仙籍をはずされ恵州新道の里家で玉葉の名で3年、正体が露見して 騒ぎになると恭国供王へ預けられ奚に。宝飾品と騎獣を盗んで逃走、柳で出会った楽俊に 巌頭まで送ってもらい慶へ。和州の乱で陽子と出会い朝廷へ。月渓に書状を送り、恭へは 罰を受けに向うが国外追放で許される。紺青の髪、紫紺の瞳。 13歳で公主となり、仙籍をはずされていた3年で外見は16歳ほど。 |
鈴 | すず(姓名)大木 鈴(字)木鈴もくりん(別字)笨媽ほんま※翠微君のみ |
女御 | 海客。明治初期?12歳で年季奉公と称し売られる時に崖に落ち流される。慶の海辺の村で 旅芸人の一座に引き渡され4年雑役婦として過ごし、才国で梨耀に出会い仙になれば言葉が分ると 知り昇山、翠微洞の下女として100年。翠微君の仕打ちに耐えかね采王に訴え出て、 仙籍はそのままに旌券と烙款もらい慶へ。道中出あった清秀が拓峰で殺された事がきっかけで 和州の乱に関わり陽子と知合う。外見16歳ほど。 |
桂桂 | (小字)けいけい(姓名)蘇 蘭桂そ らんけい |
奄 | 固継の里家にいたが遠甫を狙った靖共の手の者に姉・蘭玉を殺され、自らは重傷を負い朝廷へ。 11歳。 |
柴望 | さいぼう |
和州候 | 元麦州州宰。浩瀚と共に罷免された後、浩瀚の指示の元、和州候・呀峰討伐の組織を作る。 |
桓たい | (別字)かんたい(氏名)青 辛せい しん |
禁軍左軍将軍 | 元麦州州師将軍。熊の半獣。 |
遠甫 | えんほ(氏名)乙 悦おつ えつ(別字)老松、松伯 |
太師 | 達王の時代に自力昇仙した飛仙。麦州出身で元松塾の教師の相談役を務めるが靖共の手の者に 焼き討ちにあった後、浩瀚の紹介で景麒の領地・固継の里家の閭胥に。陽子を預かり こちらの世界の教師役に。 |
虎嘯 | こしょう |
大僕 | 黒髪。大男。元は拓峰で宿の主。昇紘に叛旗を掲げる組織「殊恩党」を作り、和州の乱で 陽子と知合う。 |
夕暉 | せっき |
少学生 | 14歳。漆黒の髪。虎嘯の弟。和州の乱の後は瑛州の少学へ。 |
杜真 | としん |
禁軍左軍兵卒 | 禁門詰め。入って半年の新兵。 |
凱之 | がいし |
禁軍左軍伍長 | 禁門詰め。元麦州師にいた。 |
玉葉 | (字)ぎょくよう |
女御(今も?) | 元は春官の学校を整備する官吏の下官。予王の時代に国外へ逃れていた。 |
清秀 | せいしゅう |
―― | 12歳。蜜柑色の髪。慶から巧へ逃げ、巧から奏へ逃げた挙句両親を亡くす。奏から慶へ戻る道中 鈴と出会う。妖魔に襲われた傷が元で病が重くなり、拓峰で昇紘の馬車に轢かれ死亡。 |
蘭玉 | (姓名)蘇 蘭玉そ らんぎょく |
―― | 桂桂の姉。18歳。瑛州固継の里家にいたが遠甫を狙った靖共の手の者に殺される。 |
労 | (氏字)労 蕃生ろう はんせい |
? | 黒髪に茶毛の斑。中年の小男。和州で人や物資の仲介をしている。松塾出身で柴望と関係が有り、 和州の乱の際虎嘯との仲介も。 |
靖共 | せいきょう |
? | 元冢宰。春官長、地官長を歴任し予王の時代に冢宰となる。陽子登極後、三公・太宰らの謀反騒ぎを 画策するが責任をとらされ太宰に。先王の時代から呀峰と結託しており和州の乱で発覚し罷免。 |
迅雷 | じんらい |
首都州師将軍 | 元禁軍左軍将軍。和州の乱で靖共の命で軍を動かし降格。 |
呀峰 | がほう |
? | 元和州候。予王登極時は大司馬。奸智に長け悪名高く、靖共と共謀、昇紘を取立てて私腹を肥やす。 和州の乱で罷免に。 |
昇紘 | しょうこう(氏名)籍 恩せき おん |
? | 元止水郷長。税の取立てがうまく、呀峰と結託し私腹を肥やす。殺した分の人を巧や戴の荒民を 受け入れ補っていた。常軌を逸した肥満体。和州の乱で罷免に。 |
革午 | かくご |
拓峰の市民。 | |
丕緒 | ひしょ |
羅氏 | 国府夏官。悧王時代の百数十年前に官吏となる。上司である射鳥氏の仕事もこなし「羅氏中の羅氏」と 呼ばれる。 |
遂良 | すいりょう |
射鳥氏 | 国府夏官。陽子の登極の2年前に官吏となった。外見50過ぎ、青黒く痩せた顔の貧相な男。 |
青江 | せいこう |
羅人 | 国府冬官羅人の長。悧王時代に工手として羅人府に入った。蕭蘭が消えた後、羅人に。柔な物腰の若者。 |
蕭蘭 | しょうらん |
? | 悧王時代からの国府冬官羅人の女性。青江の師匠。予王の女性追放令の頃に消えた。追放されたか、 殺されたかは不明。 |
祖賢 | そけん |
―― | 悧王時代の国府夏官射鳥氏。「射鳥氏中の射鳥氏」と呼ばれた、温厚でどこか無邪気なところを残した 老爺。謀反の罪で斬首。 |
蓮花 | れんか |
征州の商家の娘。15歳。予王の女性追放令の時に家族を殺される。逃避行の最中に予王が崩御、 建州の槐園の下働きに。 | |
明珠 | めいしゅ |
―― | 蓮花の隣家の幼なじみの娘。予王の女性追放令の時に家族を殺される。逃避行の最中に建州で掘割に 身投げ自殺。 |
嘉慶 | かけい |
保章氏 | 建州摂養郡春官。外見50代半ば。 |
清白 | せいはく |
候気 | 建州摂養郡春官。嘉慶の部下。外見30歳前後、背丈の低い太り肉の男。 |
支僑 | しきょう |
候風 | 建州摂養郡春官。嘉慶の部下。外見40代半ば、痩せた背の高い男。 |
酔臥 | すいか |
掌暦 | 建州摂養郡春官。嘉慶の部下。外見は小さな老人、落ち着きがない。 |
長向 | ちょうこう |
嘉慶の仕事場である槐園の下働きの老人。 | |
舒覚 | じょかく(謚)予王よおう |
―― | 前景王、在位6年。商家の生まれ、繊細で気が弱い。凡庸な幸せを望んでいた女性で 政務に興味を持てず内宮に閉じこもる。泰麒と会った後優しくなった景麒に恋着し、国内の女を追放、 残った者は死罪に。景麒の気持ちが離れるばかりと気づき自ら王位を降り崩御、泉陵に葬られる。 |
舒栄 | じょえい |
? | 舒覚の妹。予王崩御後に塙王の援助を受け偽王に。雁の援軍を受けた陽子に倒される。 |
比王 | (謚)ひおう |
―― | 予王の前の女王。在位23年。権にしか興味を持たず、自らの指先ひとつで百官と人民が右に左に意のままに動くのを見て悦んだ。 |
薄王 | (謚)はくおう |
―― | 比王の前の女王。在位16年。極みない地位に昇り詰め、そこで得られる最上級の贅沢に舞い上がる。 |
悧王 | (謚)りおう |
―― | 百数十年前の王。在位68年。太子が暗殺されたのを機に疑心暗鬼となり暴君へと変貌。 |
達王 | (謚)たつおう |
―― | かつて慶で300年以上の治世を行った王。水禺刀を作った。 |
藍滌 | らんじょう(氏)呉ご |
氾王 | 外見20代後半。長身で優美な青年。美しくない物が嫌い。在位300年。 |
梨雪 | (字)りせつ |
氾麟 | 外見は15ほどの愛らしい少女。 |
先新 | せんしん(姓)櫨ろ |
宗王 | 外見50歳ほどの恰幅の良い大柄。元は交州の港街で大きな舎館の主人。何事も家族に相談し 合議制で政をする。在位600年。 |
昭彰 | (字)しょうしょう |
宗麟 | 銀帯びた金の髪。 |
利広 | りこう(号)卓朗君たくろうくん |
太子 | 外見20代前半。先新の次男。放浪癖があり風漢(延王)とも顔なじみ。昇山前の珠晶と会い 蓬山へ同行し選定を見届ける。 |
明嬉 | めいき(号)宗后妃 |
王后 | |
利達 | りたつ(号)英清君えいせいくん |
太子 | 先新の長男。 |
文姫 | (号)文公主ぶんこうしゅ |
公主 | 保翠院ほすいいん(荒民・浮民の救済施設)の大翠たいすい(首長)。 官立の医院の長。外見は18歳。 |
露峰 | ろほう(氏)助じょ |
劉王 | 元は地方の県正か郷長。在位120年。 |
淵雅 | えんが |
大司寇 | 劉王の太子。国府秋官長。以前には地官長の経験もあり。 |
瑛庚 | えいこう |
司刑 | 国府秋官司刑。下大夫。40代後半に地方府の下官から州官へと抜擢されて昇仙。前妻の醜聞により 一時職を辞し、仙籍を離れていた。 |
清花 | せいか |
胥 | 瑛庚の後妻。 |
李理 | りり |
瑛庚と清花の娘。8歳。 | |
恵施 | けいし |
? | 瑛庚の前妻。離縁し下界に下りて後、詐欺を繰り返す。以後不明。 |
蒲月 | ほげつ |
宮卿補 | 国府天官宮卿補、中士。瑛庚の孫(前妻との次男の息子)。 |
如翕 | じょきゅう |
典刑 | 国府秋官典刑。外見三十半ば。 |
率由 | そつゆう |
司刺 | 国府秋官司刺。外見六十前後。 |
知音 | ちいん |
司法 | 国府秋官司法。 |
狩獺 | しゅだつ(姓名)何趣かしゅ |
―― | 道州生まれ。外見30前後。痩せぎすで中背、黒髪に黒眼の特徴のない男。道州・宿州・均州で 殺罪を犯し、均州で徒刑六年の刑に服す。その後、16件23人殺害の罪を犯す。 |
駿良 | しゅんりょう |
―― | 芝草の小店の息子。狩獺に殺された被害者のひとり。8歳。 |
尚隆 | しょうりゅう(姓名)小松 尚隆こまつ なおたか(別字)風漢ふうかん※市井に出るとき使う偽名 |
延王 | 胎果。戦国時代初期?蓬莱で延麒と出会いこちらへ。元は瀬戸内の小さな領主の家の三男で後継者。 在位500年。 |
六太 | (名)ろくた(別字)馬鹿 |
延麒 | 胎果。外見13歳ほど。蓬莱で戦国時代初期?4歳で貧しさから親に捨てられ女怪の迎えで こちらに来るが、王の選定が嫌で蓬莱へ出奔。3年後蓬莱で尚隆に会う。 |
楽俊 | (字)らくしゅん(姓名)張 清ちょう せい(別字)文張ぶんちょう |
大学生 | 鼠の半獣。獣形は子供の背丈ほどで灰茶色の毛、黒い瞳。22歳。 巧生れで鹿北に母と2人暮らしだった。陽子を拾い雁まで送る。延王の計らいで受験し 雁の大学へ入り寮生活。 |
朱衡 | (字)しゅこう(氏)楊よう(別字)無謀 |
大司寇 | 元は内史の下官で、尚隆により御史・朝士を経て大司寇に。後宮に執務室を下賜。色白で痩身。 |
帷湍 | いたん(別字)猪突 |
大司徒 | 元は田猟で、尚隆により遂人を経て大司徒に。王の寝所への立入り、禁門の使用、 内宮の奥までの騎乗、平伏の免除という特権を下賜。 |
成笙 | せいしょう(別字)酔狂 |
禁軍左軍将軍 | 元は禁軍将軍、先王に意見し投獄され王の死後も王の赦免なしには出ないと50年牢に居座る。 尚隆により大僕を経て禁軍将軍に復帰。痩身で小柄、褐色の肌。 |
白沢 | (氏字)院 白沢いん はくたく |
冢宰 | 元は元州州宰。 |
斡由 | あつゆ(姓名)接 祐せつ ゆう(氏)元げん |
―― | 元州令尹。元州候の息子。赤い髪、右のこめかみの一房だけ白髪。弓の名手。 延麒を人質に上帝の座を要求し挙兵、尚隆に切りかかり沃飛に殺される。 |
更夜 | ―→蓬山 参照。 |
鳴賢 | めいけん |
大学生 | 26歳。楽俊の友人。19で入学。 |
蛛枕 | ちゅちん(字)進達しんたつ |
大学生 | 40前の妻子持ち。楽俊の友人。8年いたが中退予定。 |
豊 | (氏)ほう |
老師 | 大学の教師。 |
壁落人 | へきらくじん |
庠序の教師 | 海客。静岡生れ、東大学生時、安田講堂の騒ぎの最中流される。芳陵で庠序の先生に。 |
亦信 | えきしん |
―― | 元は成笙の軍の士官で、後に小臣に。更夜の呼び出された六太を守ろうとし妖魔に殺される。 |
毛施 | もうせん |
小臣 | 元は成笙の軍の士官。斡由討伐の間一時大司馬に。 |
温恵 | おんけい |
司右の下官 | |
驪媚 | りび |
―― | 元は司刑の官で尚隆により元州牧伯に。仙籍に入る前には夫と子供もいた。 斡由に幽閉、捕らえられた六太を呪から解こうと命を落とす。 |
元魁 | げんかい |
? | 元は元州候。息子の斡由により幽閉されていた。 |
勇前 | ゆうぜん |
北囲の農民。 | |
標仲 | ひょうちゅう |
? | 尚隆登極当時の国府地官迹人、中士。外見30半ば。継州節下郷西隕に梟王の斃れた年に生まれる。 延王空位時に山毛欅の疫病が発生した際、包荒と共に薬草探しに奔走。 |
包荒 | ほうこう |
? | 尚隆登極当時の節下郷夏官山師。標仲の幼なじみ。延王空位時に山毛欅の疫病の自然への影響の 危険性をいち早く予見。 |
興慶 | きょうけい |
―― | 尚隆登極当時の猟木師、浮民。芳国生まれ、物心つく前に恭へ渡り両親に猟木師の宰領に売られる。 外見40代半ば、顔色の悪い痩せた男。標仲・包荒らに協力。 |
梟王 | (謚)きょうおう |
―― | 先王。殺戮に興じるようになり失道。 |
黄姑 | (字)こうこ(姓名)中 瑾ちゅう きん |
采王 | 老女。在位14年。 |
揺籃 | (字)ようらん |
采麟 | 外見8歳ほど。砥尚の後に黄姑の2王に仕える。先王失道時、一時奏へ預けられる。 |
梨耀 | りよう(号)翠微君すいびくん |
飛仙 | 琶山翠微洞洞主。扶王の愛妾だったが諫言が疎まれ翠微洞を下賜される。三位の仙。 300歳くらい。 |
砥尚 | ししょう |
―― | 先王。破格の早さで大学まで進み2年で卒業するが、国府には入らず野に下る。同志を集め 高斗こうとを結成し扶王を糾弾。昇山して28歳で王に。 高い理想に固執し国政が立ち行かぬまま失道。父と弟を殺害、一時は隠蔽するも後に禅譲。 在位20数年。 |
栄祝 | えいしゅく |
―― | 砥尚の時代の冢宰。元高斗、朱夏の夫、砥尚の従兄弟、29歳で朝廷に。 王の失道を更に追い込んだことを悔やみ、王の禅譲御、自害? |
朱夏 | しゅか |
? | 砥尚の時代の大司徒。少学に入るため揖寧に出て高斗に加わる。栄祝の妻、25歳で 朝廷に。 |
青喜 | せいき |
? | 空位の時代の混乱で孤児になり、慎思に引取られる。19で栄祝付きの胥に。小柄。 |
慎思 | しんし(字)黄姑こうこ |
? | 砥尚の時代の太傳。栄祝の母、砥尚の伯母で母がわり。柔和な人格者。
※現在の采王?(数十年の開きがあるので確証なし) |
馴行 | じゅんこう |
―― | 砥尚の時代の太保。砥尚の弟。王が采麟に賜った宝重を希い下賜され、治世に迷う王に再び 献上するが、それが元で砥尚に殺害される。朴訥で慎ましい痩せた小男。 |
大昌 | だいしょう |
―― | 砥尚の時代の太師で太公。砥尚の父、慎思の兄。人格者。馴行と共に砥尚を諌め、 後殺害される。 |
扶王 | (謚)ふおう |
―― | 先々代の王。愚策が続き、荒んで酒色に耽溺、高官を更迭し失道。 |
遵帝 | (謚)じゅんてい |
―― | 数代前の王。600年ほど前、範の荒廃を憂い、救済の為に王師を出し天鋼に触れて即死。 この時、国氏が斎から采に。在位300年。 |
塙王 | こうおう(姓)張ちょう |
塙王 | 元は地方の衛士。舒栄と協力し陽子の登極を阻もうとして塙麟が失道、天命尽きる。 在位50年。 |
塙麟 | こうりん |
塙台輔 | 塙王が天命を失い、失道。 |
楽俊 | ―→雁 参照 |
達姐 | たっき |
五曽の中年の女。碧眼。配浪から逃げた陽子を助けるが、後に女郎宿に売ろうとした。 | |
松山誠三 | (姓名) |
海客。高知生れ。第二次大戦終戦直前に流された老人。拓丘の安宿で働いていたが、 陽子の荷物を盗んで逃走。 | |
玉葉 | (字)ぎょくよう |
水飴行商の母と旅する娘。 |
珠晶 | しゅしょう(姓名)蔡 晶さい しょう |
供王 | 外見12歳の少女。連檣の生れ、大商人の娘で庠学に通っていた。単独で黄海へ向い、 途中で出会った利広と頑丘の護衛の元昇山。在位90年。 |
供麒 | きょうき |
供台輔 | 麒麟にしては大柄。銅を帯びた金の髪。 |
頑丘 | がんきゅう |
―― | 柳で生まれ、戦乱で父母と国を離れ浮民に。猟尸師だったが乾で会った珠晶に雇われ蓬山まで護衛。 当時30過ぎ。 |
恵花 | けいか |
―― | 珠晶の実家・相家の家生。当時で珠晶より1つ上だった。 |
如昇 | じょしょう(氏)相そう(別字)万賈ばんこ |
―― | 珠晶の父。連檣、相園館の家公。林業から身を興した豪商。三男四女。 |
玻娘 | はじょう |
―― | 珠晶の母。 |
馬子 | ばし |
―― | 相家の家生。老爺。厩舎の采配。 |
小明 | しょうめい |
―― | 乾の宿の子供。珠晶昇山時で12歳。 |
搏 | はく |
―― | 老師。連檣の庠学の学頭。珠晶昇山前に妖魔に襲われ死亡。 |
季和 | きわ(氏)室しつ |
―― | 昇山者。初老。剛氏なしで随従を多く引き連れる。 |
鉦担 | しょうたん |
―― | 季和の随従、家生。40過ぎ。 |
紵台 | ちょだい(氏)聯れん |
―― | 昇山者。雁で商売。 |
近迫 | きんぱく |
―― | 剛氏。 |
驍宗 | (字)ぎょうそう(姓名)朴 綜ぼく そう(氏)乍さく |
泰王 | 元は禁軍左軍将軍。軍才と徳の両方を備える。委州呀嶺出身。褐色の肌、青みを帯びた白銀の髪、 真紅の瞳。先王の時代、3年ほど仙籍を返上し黄海で朱氏の徒弟になる。泰麒帰還後、昇山して登極。 文州の乱の鎮圧に出かけた後行方不明に。 |
嵩里 | (字)こうり(姓名)高里 要たかさと かなめ |
泰麒 | 胎果。10歳の時、女怪の迎えで帰還。文州の乱の頃、阿選に切付けられ角に傷を負い鳴蝕を起し 蓬莱へ戻る。7年後、景王・延王ほか各国の麒麟の協力で蓬莱から戻るが麒麟の力は失っている。 黒麒麟なので鋼色の髪(鬣)。李斎と2人で戴へ戻る。 |
李斎 | (字)りさい(氏名)劉 紫りゅう し |
元は承州師将軍で、昇山の際、泰麒と驍宗と出会い瑞州師中軍将軍になり正寝に入る特免を賜る。 長身で外見30半ばの女性。赤茶の髪。文州の乱で驍宗と泰麒が行方不明になった後、 承州に乱が起り鎮圧へ向うが阿選謀反の証人を匿ったため大逆の罪を着せられる。 追われながら王と泰麒の行方を捜し続け7年後景王へ助力を願い出る。 途中、妖魔に襲われ深手を負い右腕が壊死、慶で切断。泰麒が帰還後2人で戴へ。 | |
阿選 | (字)あせん(姓名)朴 高ぼく こう(氏)丈じょう |
偽王 | 元禁軍右軍将軍で先王の時代から驍宗と双璧の武将。文州の乱の時、泰麒を襲い白雉が落ちたと 偽り、後偽王に。幻術を得意とする。 |
正頼 | せいらい |
? | 元驍宗軍の軍吏で驍宗登極後は泰麒の傳相兼瑞州令尹となる。 |
芭墨 | はぼく |
? | 驍宗登極後は大司馬。白髪まじりの髭。 |
巌趙 | がんちょう |
? | 元驍宗軍の師帥で驍宗登極後は禁軍左軍将軍。巨躯。 |
英章 | えいしょう |
? | 元驍宗軍の師帥で驍宗登極後は禁軍中軍将軍。文州鎮圧に向い驍宗と共に行方不明。 詐術家。 |
霜元 | そうげん |
? | 元驍宗軍の師帥で驍宗登極後は瑞州師左軍将軍。文州鎮圧に向い驍宗と共に行方不明。 長身で品格ある落ち着いた物腰。 |
臥信 | がしん |
? | 元驍宗軍の師帥で驍宗登極後は瑞州師右軍将軍。驍宗捜索と文州鎮圧に向い行方不明。 奇計奇策の用兵家。 |
宣角 | せんかく |
? | 元瑞州官吏で驍宗登極後は大司徒。若く温厚誠実。処刑? |
琅燦 | ろうさん |
? | 驍宗登極後は大司空。外見18程の少女。博識。 |
皆白 | かいはく |
? | 驍宗登極後は太宰。鳴蝕の後行方不明。 |
張運 | ちょううん |
? | 驍宗登極後は大宗伯。 |
詠仲 | えいちゅう |
―― | 元垂州候で驍宗登極後は冢宰。泰麒の鳴蝕の時の傷が元で死亡? |
花影 | かえい |
? | 元藍州州宰で驍宗登極後は大司寇。外見40半ばの明晰で慎重、優しい女性。文州の乱の後 宮城を追われる。慶へ向う直前の李斎と一時同行している。 |
潭翠 | たんすい |
? | 泰輔付きの大僕。 |
醐孫 | ごそん |
? | 昇山者。当時は馬州司寇大夫。泰麒に狼藉を働き蓬山を追い出された。 |
呂迫 | ろはく |
? | 昇山者。当時は垂州司馬。女仙たちに南瓜大夫と呼ばれる。 |
驕王 | (諱)きょうおう |
―― | 先王。華美を好み贅沢に耽溺、奢侈の果てに失道。遊興仲間を宮中に召上げ美姫を後宮に集め 国庫を使い果たすが、官位を与え政治に関わらせはしなかった。政治的には慣例を重んじ 道義と秩序を重んじ、穏やかで堅実な治世うを築く。在位124年。 |
世卓 | せいたく(氏)鴨おう |
廉王 | 元は農夫の青年。 |
廉麟 | れんりん |
廉台輔 | 外見18ほど。 |
仲韃 | (字)ちゅうたつ(姓)健けん(氏)健けん |
―― | 先王。元は夏官。清廉潔白が過ぎ厳しすぎる法で多くの民を苦しめる。月渓率いる余州師に討たれる。 在位30年。 |
祥瓊 | ―→慶 参照 |
月渓 | げっけい |
仮王 | 元恵州候。余州師を率いて仲韃を弑す。州候のままその後の朝廷を支えるが、祥瓊からの書状を 受取った後仮王に。 |
小庸 | しょうよう |
冢宰 | 老爺。 |
峯麒 | ほうき |
泰山公 | 蓬山から消えたらしい。蓬莱か崑崙に流された? |
峯麟 | ほうりん |
―― | 2代続いて暗君を選定したとして仲韃と共に斬首。 |
佳花 | かか |
―― | 仲韃の妻、王后。華美を嫌う仲韃の目を誤魔化して贅を尽くし、法を厳しくするよう唆していた。 仲韃と共に州師に討たれる。 |
沍姆 | ごぼ |
―― | 元は恵州新道の閭胥。祥瓊が公主と気づき虐げるが、里の者たちに露見した後、私刑を避けるため 月渓に知らせる。この騒ぎの責任を取り閭胥は罷免。 |
必王 | (謚)ひつおう |
―― | 12か13代目の王。 |
玉葉 | (字)ぎょくよう(号)天仙玉女碧霞玄君てんせんぎょくじょへきかげんくん |
天仙 | 蓬山の主で蓬廬宮の女仙の長。普段は蓬山にいない。天帝の住まう玉京との窓口となり 条理の解釈に関する質問に答えてくれる。 |
更夜 | (名)こうや(姓)駁ばく(号)犬狼真君けんろうしんくん |
飛仙?天仙? | 500年ほど前、親に捨てられ里の人に海に捨てられ、妖魔に拾われ育てられる。六太が出会い 更夜と名付ける。後、斡由に拾われ妖魔と共に射士に。以後16歳ほどの姿。 斡由の乱の後は金剛山へ。青みのある黒髪。 3〜400年ほど前に黄海を往く者を守る黄朱の神・犬狼真君になったと思われる。 鼓という妖魔の皮で作った皮甲よろい、妖魔に与える玉を綴った披巾ひれ。 |
禎衛 | ていえい |
蓬山女仙 | 外見18ほど。一番の古参。 |
蓉可 | ようか |
蓬山女仙 | 農家に生れたが世俗に馴染めず13歳で昇山の誓いをたて、3年後16歳で満願成就し五山へ。 泰麒の世話係。泰果が流されたころは新参。 |
少春 | しょうしゅん |
蓬山女仙 | 雁の生まれ。外見12歳ほど。六太の世話係。 |
西王母 | (号)せいおうぼ |
天神 | 五山の主。外見は凡庸。 |