◆ 県城〜首都
・街によって規模の大小あり、広がる過程で隔壁が2重になった街もある
 (慶・明郭のように付随して街がある場合も有)
・府城が中心で里は東北に追いやられている
 (慶・固継のように外に出てる場合も有)
 ※正確な位置は不明、大きさも図よりもずい分小さいはず
・府城の城壁の四門は郷城以上、南(朱雀門)が正門
・首都・州都は子門の代りに皋門があり国府や州府に繋がる
 ※この場合府城はどうなるのか?
 ※亥門・丑門はどうなるのか? 国府や州府は道を挟んであるのか?
 ※通常墓地は北にあるが首都・州都の場合はどこにあるのか?
・主に北側に廟や社寺などがある
恭の乾では辰門・巳門が無く、南東部に地門があり令乾門へ続く、同様に
  雁・艮では南西(未門・申門)
  才・坤では北東(丑門・虎門)
  巧・巽では北西(戌門・亥門)
がこの形になる

地門前の広場には犬狼真君の像がある祠廟
妖魔に対する備えで街の造りは頑強、道の交わりに途城がある
※途城とじょう――道幅いっぱいの建物で中はがらんどうで四方に鉄の扉

◆ 族里〜党里
↑族里はこの程度?
里の北に府第、周りに市井が形成される
↑党里の想像図
街の奥に広場があり、府第や祠はそれに面している
※里が中心部にあるか北東に追いやられてるか不明

◆ 里  (最小単位の街)
・広さは1夫、高壁に囲まれ門は通常1つ
・廬が3つに付き里が1つ(行政単位としては、それら合せて1つの里)
・農閑期には廬の人々が里にある家に住む(24家)
 
里府りふ――府邸と小学がある
祠(社とも言う)――中央に里祠、西に社稷、東に宗廟
里祠りし――里木を祭る
社稷しゃしょく――土地神と五穀神を祀る
宗廟そうびょう――祖霊を祭る
里家りけ――孤児や老人のための施設
冢堂ちょうどう――墓地にある祠廟
死者を祀る祭壇がある、埋葬前の死者の殯もがりを行う小部屋が付随
※図では省略してあるが、里府と社にも裏門があると思われる
里家りけ――孤児や老人の住居
相房――里家の離れ
里会りかい――里の人々が集まる集会場のようなもの
客庁きゃくちょう――客人を泊める
書房しょさい――閭胥の書斎
院子――中庭
・各棟は走廊(回廊)で結ばれている
※走廊には手摺があるという記述があるが、おそらく屋根と腰高の壁があるのではないか

◆ 廬  (農村)
1井せい―9夫を8家で所有(1里四方900畝)
8家族の土地8夫と公共地1夫
公共地―8割が公田(共有の土地)
2割に廬家と畑
1家に畑200歩、家が50歩
家は2人住まい(臥室2つ、起居1つ、厨房1つ)
 
※単位については組織・制度を参照

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